インナーゴルフを実践するメリット
インナーゴルフは、ティモシー・ガルウェイが提唱する「インナーゲーム」をゴルフに応用したもので、その本のでは実際にガルウェイがインナーゲームを使って本の執筆中に80を切れるかどうかを試しています。
インナーゲームは、本来人間は「持っている力を発揮する能力」や「経験により自らを修正・成長させる能力」を持っており、それを活かすも邪魔をするのも自分の内側(インナー)の問題で、その内側のゲームに打ち勝つことを目指しています。
ゴルフにおいてインナーゲームを実践するメリットは、大きく3つ
①練習場で身につけたスイングフォームを本番(ラウンド)で力み無くできるようになること。
②ラウンド中にスイングに違和感が生じても自分で修正出来るようになること。
③練習をより効率的に変え、より早くより確実に思い通りのスイングが習得出来るようになること。
この3つを手に入れることにより、スコアアップを目指せるだけで無く、スコアの波を小さくすることができるようになります。
また、ミスによる焦りやスイングに対する不安も小さくなるため、ラウンドでのストレス軽減効果も期待出来ます。
もう少し詳しく説明します。
①練習場で身につけたスイングフォームを本番(ラウンド)で力み無くできるようになるとは?
インナーゲームでは、こうなりたいと目標をしっかりイメージ出来れば、そうなるように体が勝手に動くと考えています。
へたに「~するべき」とスイングの一部分をコントロールしようとするとかえってぎこちない動きになってしまいます。スイングのイメージと体の感覚をしっかり味わうことでスイングは本来の姿を無意識に発揮してくれます。
そのために「目標に対するイメージ」「体の感覚へのアプローチ」「~すべきを手放す」トレーニングを繰り返します。
②ラウンド中にスイングに違和感が生じても自分で修正出来るようになるとは?
インナーゲームでは、目指す状態と今の自分の状態がわかれば、体は勝手に目指す状態へ近づけてくれると考えています。
つまり、理想とするスイングは日頃の練習でわかっているわけで、ラウンド中に違和感を感じたら、無理に修正しようとするのでは無く、今その違和感がどんな状態かをしっかり観察することが重要だということです。スイング毎に違和感の状態を観察していくと、徐々に勝手に修正されていくのに気がつくでしょう。これは実際にプロゴルファーにも実践してもらっていることです。
大切なのは、「観察」。
観察とは、どうなっているかを知ることで、それに「いい」「悪い」と評価をつけないと言うことです。
③練習をより効率的に変え、より早くより確実に思い通りのスイングが習得出来るようになるとは?
①②のインナーゲームを応用して練習に取り入れます。
手に入れたいスイングをイメージと体の感覚で理解していきます。実際にゆっくり振ったり一部分だけをやってみたり。併せて動画で自分のイメージと実際のスイングを比較するなどを行うことで、理想と今の状態を理解しながら練習を繰り返すことで、人間が本来持っている経験により身につける能力を利用して習得します。
いかがでしょうか?この3つを手に入れることで、
・練習場で出来いてたことはラウンドでも出来る
・スイングの乱れもしっかり観察してスイングしていれば、修正される
と思えるようになれば、試合も怖くなります。